丸和繊維工業

青森県青森市―。ねぶた祭りで有名なその地に丸和繊維工業・青森工場(アプティマルワ)はあります。丸和繊維工業は1956年に東京・両国にて創業、本社とし、「マルワ品質」を基本とした日本製アパレル商品の製造をしています。近年ではJAXAの船内被服に選定された動体裁断と呼ばれる運動時の動きや姿勢に合わせて生地を裁断し、身体の動きにフィットする技術を開発するなど先進的な技術開発に努めている会社です。

「どうしたらもっと着心地の良い肌着をつくれるだろうか。」

昭和30年後半、まだ海外旅行もままならない時代に創業者がスイスに渡り、特別な生地を作る機械を見つけたのが丸和繊維工業歴史の始まり。それ以来「着やすく、丁寧な商品を作る」マルワ品質を掲げ、ブランドの品位・感性を最大限に表現するファクトリーとしての姿勢、今なおその達成に向け努力を惜しまずに事業を行っています。

若さが集う工場―アプティマルワ工場

10YC Sweatshirtsは丸和繊維工業の青森工場(アプティマルワ)で縫製されています。アプティマルワは1991年創業され、2008年現工場に移転し、現在に至ります。このアプティマルワは現在日本の縫製業の平均年齢が60歳と呼ばれるなか、全員日本人で30歳前半と他の工場に比べ平均年齢が若いです。その理由は、「人を育てる」姿勢。アプティマルワでは毎年新入社員を採用するのですが、その大半が地元高校の卒業生で経験者はおらず、未経験者。ミシンを使って縫ったことのない人を採用し、一から育てるのがアプティマルワ流で、技術指導を行い、自社で一人前に育てていく人材育成をしています。人手不足と言われる縫製業界においてコミュニケーションを大切に若い世代が働きやすい環境を作っています。

未来まで持続可能な工場に

アプティマルワが設立される際、CSR(企業の社会的責任)の取り組みが進んだスポーツブランドにアドバイスや意見交換をすることで、働く人が安心して安全に、そして心地よく働けるように設計されたのがアプティマルワです。
工場の中を見ていくと、縫製現場には床暖房や加湿器がついていたり、工場内には社員食堂や休憩室があったりするなど社員が働きやすい環境があり、その他にも避難経路の設置など安全面に関わる部分も徹底されています。そういった面も若い世代が働きたいと思う一つの理由なのだと思います。

縫製現場をもっと輝ける場所に

10YCはこのアプティマルワ工場を見た際に「こんな工場が日本にあるのか」と驚きました。従業員が働きやすい環境を作ることを第一にすることで、そこで働く人達が楽しく、安心して働くことができ、実際に裁断や縫製、検品にも集中して作業することができる。その結果、丸和繊維工業のモットーである「着る笑顔と縫う笑顔をつなぐ縫製集団になる」ことができるのです。
10YCではこのような取り組みを続けている丸和繊維工業の姿勢に共感し、10YC Sweatshirtsの縫製をお願いすることにしました。
10YCは着る人はもちろんのこと、作る人も豊かになる、そんなものづくりをされている丸和繊維工業とこれからも着る人に喜ばれる洋服を作っていきます。

工場プロフィール

丸和繊維工業株式会社
1956年3月現会長深澤和章が個人創業。
1958年2月 丸和繊維工業株式会社を設立
1991年12月生産増強を図るため、青森市にハイテク設備の㈱アプティマルワを設立
1999年10月 本社・工場間の情報一元化をめざし、MPMS(マルワプロダクトマネジメントシステム)を稼動
2001年1月 新社屋を建設し、本社を墨田区亀沢1-8-6に移転
創業当時より「マルワ品質」を掲げ、技術や人材育成などの投資を惜しまず「着る笑顔と縫う笑顔」をつなぐ縫製集団としてものづくりに励んでいる。
その中で、アプティマルワ(青森工場)はソーラー発電の導入、また床暖房や加湿器の設置など従業員が働きやすい環境を整える次世代型工場として、現場で働く人の生活の広がりや楽しさと地域や社会にも貢献する工場として操業を続けている。
動体裁断を採用した自社ブランド「INDUSTYLE TOKYO」も運営。
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1丁目8番6号
http://www.maruwa-tex-ind.co.jp/

スウェット / フーディーの商品ページはこちらから>>