小倉メリヤス製造所

小倉メリヤス製造所は本社を墨田区石原に持ち、自社工場を栃木に持つ昭和4年創業の縫製工場です。また、nuuieeというものづくり支援シェアファクトリーも運営されており、洋服を縫製する仕事だけではなく、縫製に興味がある人に対してものづくりを支援している会社でもあります。

一針ごとに、想いを込めて

小倉メリヤス製造所は創業以来、カットソーの縫製に特化してきた縫製工場さんです。日本にまだ「ベビーウェア」というカテゴリーがなかった1960年代から乳幼児衣料分野の縫製を行い、現在もベビーウェアを中心にレディス・メンズウェアの縫製をされています。栃木工場は1975年に東京工場の移転に伴い設立され、百貨店向けのアパレルブランドなど数多くのブランドの縫製に携わってきました。私ども10YCは「一針ごとに、想いを込めて」という理念持って、工場長を始め品質管理に取り組む姿や様々な規制があるベビー服・子ども服の縫製できるほど厳重な管理をしていることを理由に小倉メリヤス製造所栃木工場で10YC Teeの縫製をすることにしました。

夢や目標を叶えるために応援する立場でいたい

10YCが今回、小倉メリヤス製造所で10YC Teeを縫製をすることができた理由は、小倉大典社長の想いにあります。小倉社長は2015年に社長に就任した際、当時今までアパレル業界を支えてきた企業が軒並み業績が悪く、業界全体が暗い中、これから何十年も事業を続けていくためにはどうしたらいいのかを考えたそうです。そのときに、自らの高校時代の応援部だった頃の「オグちゃんの応援のおかげで試合に勝てたわ!ありがとう!」と応援した部のメンバーから言われたのが嬉しかったことを思い出し、何かをしてあげて人を応援したり、サポートしたりすることによってお礼を言ってもらうことに喜びを感じていることに気がづきました。

ではそれを今の縫製工場の立場からできることはなにか。それは、今までの仕事を出す人、貰う人という下請けの関係ではなく、想いを持ってものづくりをしようしている人たちがうまくいくように夢や目標を叶えるために応援する立場でいるということでした。以来、いくつかのブランドに協力したり、ものづくり支援シェアファクトリーを運営したりと企業、個人問わず支援をされています。私ども10YCはこういう想いの会社に支えられて、ものづくりを行うことができるのです。

技術だけではない総合的な品質

小倉社長にMADE IN JAPANの品質について聞いたとき、小倉社長は「ミシンなどの設備は海外の工場の方が最新の設備が入っていることもあり、日本の技術と同等かもしれない。しかし、海外工場になくて日本の工場にあるものは、一つ一つの縫製技術ではなく、製品としての総合的な品質はやっぱり日本のほうがある。」とおっしゃりました。縫製工場ではほとんどの作業が「人の手」で行なわれます。

・服の寸法に間違いがないように生地が切られているか?
・縫製は綺麗になっているか?曲がったりしていないか?
・糸切れや汚れなどの不良はないか?

こういう部分の品質は、人のプライドで決まります。「これでいいや」と思ったら、それがお客さんの元へ届きます。つまり、総合的な品質とは縫製だけではなく、検品や畳み、出荷作業などお客さんに手に届くまでの作業を全て含んだ品質のことなのです。だからこそ、10YCは縫製する場所にもこだわりました。こういう想いを持った人たちによって10YC Teeは作られています。

工場プロフィール

株式会社小倉メリヤス製造所
1929年東京都本所区にて創業。
1963年日本に「ベビーウエアー」というカテゴリーが無かった当時より、爾来、乳幼児衣料分野に特化。
1975年栃木県佐野市赤見町に栃木工場を移動設立。
1999年栃木工場にレクトラCAD・CAMを導入。QR対応に対応すべくシステム化(TSS)されたラインを構築。
2006年東京本社と栃木工場に東レ クレアコンポCADを導入。レディース・メンズのカットソー生産本格スタート
2016年糸・生地を素材としたモノづくり支援シェアファクトリー「nuuiee」をOPEN
〒130-0011 東京都墨田区石原3-12-9
http://www.ogura-m.com/

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