繋ぐブランドへ。2021年もありがとうございました!

こんにちは、10YCの下田です。
10YCも昨日のOPENDAYで、2021年を終えさせていただきました。この1年もちゃんと10YCというブランドを続けてこれたことにほっとした気分で大晦日を迎えています。

これも日々10YCを使ってくださるユーザーさんの皆様、そして日々一緒にものづくりをしてくださる作り手の皆様に支えがあってのことで、本当に感謝しております。今年もありがとうございました。

告知や新商品発売以外ではブログを書くことは少ないのですが、今日はせっかくの区切りなので、2021年はどんな一年だったか?を書きたいと思いますので、お付き合いいただければと思います。

繋ぐブランドへ

2021年は、自分たちが思い描く未来の実現に向けて、がむしゃらに進んできたので、あんまり記憶がないのですが、いま振り返ってみると10YCとしては「繋ぐブランド」ということを意識し始めた年だったなと感じました。

元々10YCが大事にしてきた「物を繋ぐ」ということに加え、THANKYOU BACKなどの新サービスで出てきた「人から人へ繋ぐ」、そしてウィズコロナの中で大切にしてきた「声を繋ぐ」。

商品を繋ぐだけではない「繋ぐ」部分を表現できた一年だったんじゃないかなと思っています。

物を繋ぐ

これまではあんまり、「物を繋ぐ」という感覚は無かったのですが、今年新しいことに挑戦するなかで、自分たちは何かを繋いているんじゃないかいう感覚に出会い、同時に「あ、自分たちはこれまで一つの物を繋いできたのかもしれない」と思いました。

10YCは創業当初からの「自分たちが作った洋服だからこそ、たくさん着てほしい」「せっかく買ってもらったのだから長く着てほしい」という想いで、価格が高くとも、長く使い続けてもらえるように着心地や耐久性にこだわって商品づくりをしてきました。そして、それを長く着てもらうためにIROHENなどのアフターサービスを用意することで、結果的に「一人の人」にどれだけ物を繋いでもらえるかを考えていたのです。

人から人へ繋ぐ

2020年の後半くらいからですが、10YCが続けていくにつれ、「一人の人」で繋ぐというだけでは、自分たちが描く世界のすべてを表しきれていない。そう感じるようになりました。

果たして「一人」である必要があるのか?
そう考えるようになったのは、あるユーザーさんに「最近、ジムに通ってたら、パンプアップしてしまって、ちょっとサイズ合わなくなってしまったので、新しいサイズで新調しますね~!」と言われたことがきっかけです。

この一言で、実際に10YCを手にとってくれたユーザーさんの中で、体型や好み、気持ちの変化で着なくなってしまった商品を持っている人はどれくらいいる?それはクローゼットに眠ったまま?時期がくれば捨てられてしまう?

いろんな疑問が一気に押し寄せてきました。そんな疑問から誰かが着れなくなったものを着たい人に繋いでいける、繋いでくれた人には新しい商品を買いやすい環境を作るためにできたのが、THANKYOU BACKです。

既に多くの商品がユーザーさんから、THANKYOU BACKしてもらっていて、それをいまリペアやリメイク、イロヘンをしたりして、新たな商品として届ける準備をしている真っ最中です。

一人でずっとだけではなく、着なくなった人から着たい人へ、一枚の洋服が人から人へ繋がれていく。そういったことを自分たちのブランドの中でできたら、また一つ自分たちの理想に近づいていくような気がします。

声を繋ぐ

そして、今年は自分たちの声を繋ぐ、ということも大切にしてきました。その声を繋ぐ場所として作ったのが「10YC チャンネル」です。

コロナになってからポップアップストアなど実際にユーザーさんとコミュニケーションをとる機会が減り、直接自分たちの声を届けられる場所が少なくなっってしまいました。その中で少しでも自分たちの直の声を届ける場所を作りたい。その想いで、Youtubeで10YC チャンネルをはじめました。

これまではポップアップでしか触れることのできなかった直の声を、商品説明動画やサービス説明、創業物語などのコンテンツにし、配信しています。こうやって誰でも好きなときに10YCの情報に触れられる環境を作り、少しでも10YCの洋服や想いを多くの人に繋いでいきたい思っています。

来年は、繋ぐ、が広がる?

今年もいろんな新しいことをやらせてもらいましたが、来年もたくさんの新しいことをやっていきたいと思っています。それは今年感じた「繋ぐ」ブランドというものをより広げていくということです。

1つは「人から人へ繋ぐ」のその先の話。
先程も少し触れましたが、THANKYOU BACKしてもらった商品はいま10YCで二次加工がされ、次の人へ繋いでいく準備がされています。この次の人へ繋いでいく仕組みや場を来年は作っていきたいと思っています。

2つ目は、「様々な人と繋ぐ」をテーマに挑戦できたらいいなと思ってます。10YCをやっていく中で感じるのは、一人ひとり、洋服に対する趣味趣向や不満、求めるものは違うということです(もちろんなんでもいいという人もいると思いますが)。

例えば、体型に特徴がある人(腕が長い・短い、肩幅が広い・細い、足が長い・短い)の場合、標準ぽく作られた10YCの洋服はジャストフィットしないこともあり、そういった人にどうやって10YCの商品を繋いでいくか。趣味趣向であれば、10YCが考えるベーシックから、一人ひとりの気持ちに合わせたプロダクトを作っていったら面白いのでは?なんてことを考えていたりします。

そんなこんなで来年はこれまで10YCが大事にしてきた繋ぐという部分を大事にしながら、こんな風に新しい繋ぐも出せていけたらなと思っておりますので、引き続き一緒に10YCの変化を楽しんください。

最後になりますが、今年一年、本当にありがとうございました。
こうやってまた新しい年をみなさんと一緒に迎えられることがとても嬉しいです。2022年もよろしくお願いいたします。

それではまた来年!良いお年をお過ごしください。

10YCチャンネルでも2021年振り返ってます!

10YCチャンネルでは「2021!10YC大賞を決めよう!」ということでみんなでわちゃわちゃ2021年を振り返っていますので、もしよかったらこちらもご覧ください。

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